本間 早也香

環境への熱い思いを胸に、地域に資するエネルギー事業を推進する
~多くの人に支えられる中で、自分だからこそ貢献できる仕事がみつかる~

研究員とは
クライアントのもやもや~を分かりやすく具体化・実現する仕事である。
サスティナビリティ・デザイン事業本部
新事業創出チーム
本間 早也香
2016年入社
大学院 環境・エネルギー研究科(修士)

入社後の主要業務

1年目
風力発電等の環境アセスメント基礎情報整備モデル事業の支援業務(国)
2年目
廃棄物の搬出から貯蔵までの作業手法の調査業務(国)
3年目
地域エネルギービジョン策定支援業務(A市)
4年目
地域新電力会社の持続的な展開・普及に関する支援業務(国)

当社への志望理由は?

事業性評価や環境経営的な分野を研究している大学院の研究室の先生が、検討会などで当社と関わりが多かったので、シンクタンク・プランニング業界に興味を持ちました。行政だと環境以外の部門に配属される可能性もあります。また就職活動をする中で、シンクタンク・プランニング系の会社でも、環境にあまり関連しない部門への配属もあるかもしれないということが分かりました。やはり環境分野に、特に再生可能エネルギー、バイオマス分野に携わりたいという思いがありました。大学院の研究時間を無駄にしたくないぞ、という思いも強く、環境分野に携われる当社を選びました。

就職活動中の学生に対して、「環境の仕事をする」ことについてアドバイスを

今思うと就活の時、「環境」を具体的にイメージできていませんでした。ゴミ問題、再エネ、省エネも全て「環境」です。「環境」に断片的に関わっている会社はたくさんありますが、幅広く全般的に関わっている会社というのはなかなかありません。かつ就活生としての知識だけでは限界があるので、ある程度自分のイメージを持った上で専門性のある人、人生経験がある人、例えば大学の先生などに相談すると良いと思います。私はその様にして、当社を教えてもらい、ここなら面白そうだなと応募しました。学生時の企業研究の知識はかなり限られていたな、というのが今の実感です。

所属組織を紹介してください

私が所属するサスティナビリティ・デザイン事業本部新事業創出チームは、自治体がやろうとしている再エネ、省エネ関連事業の計画、国の様々な再エネ政策の方針・あり方について検討することが多いです。
あとは、自治体による新電力会社、いわゆる地域新電力事業設立に携わっています。千葉県銚子市の銚子電力(株)は当社も出資しています。今は、全国にある地域新電力会社が地域の低炭素化もしつつ、事業性も成立するような自治体新電力になるにはどうすれば良いのかを検討しています。国の補助事業に応募した自治体の支援もしています。
チームの方向性としては、国の脱炭素化や再エネ比率向上に呼応して、再エネ・省エネ関連業務を中心に対応しています。また地域循環共生圏の構築を推進する国をサポートし、シンクタンク的な提案をしようとしています。
私たちのチームは、他と比べてもチームワークがいいと思います。入社後1~3年目にかけては先輩とマンツーマンで指導してもらえます。また、月に1度事業の進捗管理会議もあります。ワークライフバランスの視点ですと、チームリーダーと年2回面接があり、個々人に負荷がかかり過ぎないように、業務コントロールもしてもらっています。

特に思い出に残っている業務を教えてください

挫折経験を披露すると、これまでとだいぶん趣の異なる業務に従事することになり、正直なところモチベーションが下がってしまったことがありました。結果的に仕事でも良い成果が出せず、計算ミスをして先輩に迷惑をかける、ということもしてしまいました。しかし、ある事業者に先輩がどうしてもアポイントを取れなかったのに私が対応して取れた、といったような小さなうれしい事を積み重ねる中で、モチベーションが少しずつ上がっていきました。業務に関する教えを請われる時もあり、現在はそのあたりでやりがいを感じています。
良い経験でいうと、自治体の地域のエネルギービジョンを策定した事業で、自分の提案が通りました。先輩にダメ出しをもらいながらも、基本方針、事業方針なども作りました。単純に自分の提案を求めるお客さんがいる、という事がうれしかったですね。

仕事上のやりがいは?

入社前は何をやりたいか、だけを考えていましたが、入社後に興味のない業務をやった時、誰と仕事をやるかが重要だと感じるようになりました。お互い知らない分野を助け、相談しあえる仲間ができました。私は元来人が好きなので、たくさんの人と知り合えて、頼りあえるということに、今はすごくやりがいを感じています。

将来的な目標を教えてください

自分がメインで仕事を形成し、回せるようになりたいです。そうなるまでにまだまだ時間がかかるので、まずその前に「この人と一緒に仕事がしたい」と思われる人になりたいです。
私が一緒に仕事をしたい人としては、否定から入る人が苦手なので、まず一緒に考えて良い方向に、前向きにやってみよう!という人と一緒に働きたいと思っています。

学生時代にやりたかったことができていますか?

学生時代はバイオマスや、地域経済貢献に携わりたいと思っていましたが、おおむね両方とも達成はできていると思います。ある自治体の業務で、経済評価をいくつか行ったので、大学院時代に研究していた事がレベルアップして活かされていると思います。地域経済貢献については、地域新電力関連で活かせていると思います。現在は、六次産業化やエコシステムといった考え方で、地域全体で環境価値を評価することが求められるので、そのような基礎知識を大学院で得ていたことが提案書で生かされていますね。また環境分野だけでなく、IoTやAIなど、色々プラスしないと提案として受け入れられなくなってきているので、どんな知識も意外と役に立つのではないかと思います。

当社の社風を教えてください

先輩、後輩、同期も両方含め、すごく距離感が近いと思います。悩みがある時に、社長に言った方が早い時は実際にその様にしたこともあります。現在130人くらいの規模感なので、全員の顔と名前がほとんど一致しています。
また、同じチームのメンバーとも飲み会もあるし、オフでも遊びに行ったりします。チーム内のマラソンが好きな人同士で大会に出場したこともあります。同期は仲がすごく良いですね。それぞれの自宅でホームパーティをしたり、バーベキューをしたりします。そういう時に他部署のやり方などを聞いたりして、相談もしやすいですね。

日々の働き方やプライベートについて教えてください

結婚していますが、夫も家事を結構やりますよ。結婚後は、以前よりも家にいるようになったかなと思います。平均的な退勤時間が今までより1時間半くらい早くなりました。忙しい時はもちろん残りますが、基本的には家にあまり仕事を持ち帰らないように、その分集中してやるようになりました。繁忙期(1~3月頃)は早出、早帰りで工夫しています。昔はもっと遅くまで残っていましたが、結婚後は遅くとも21時くらいまでには帰るようにしています。

内定者インタビュアーの感想:

エックス都市研究所で働いてからの仕事に対する気持ちの変化は印象的でした。自分の興味ある分野の仕事をするだけではなく、様々な経験を積んで、誰とともに仕事をするかということも大切な軸のひとつだと聞いて、私自身、会社への期待が膨らみました。また、エックス都市研究所では環境に対する問題解決をただ提案するだけではなく、その実現のために他分野の人たちとともに仕事ができる場所なのだと感じました。
本間さんのチームでは地域に再エネを導入しつつ、地域経済を豊かにする提案から支援まで取り組まれており、幅広く環境という分野での仕事に携わっていました。これらの仕事はひとりでできるものではなく、周囲の支えや知見なども必要であると同時に、自分だからこそ取り組めることもあるそうです。自分自身の持つ環境に対する意識をバネに仲間とともに働く姿はとても好感をもてました。

社員インタビュー
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