八百屋 さやか

「地域の中の資源循環を目指して」
~地球規模のごみ問題の解決に向けて~

研究員とは
熱意と冷静さで課題に向き合う仕事である。
九州事務所
八百屋 さやか
2016年入社
大学院生物生産システム研究科生物生産システム専攻(修士)

入社後の主要業務

1年目
地球温暖化対策法施行状況調査(国)
2年目
マレーシア海面埋立処分事業実施可能性調査(民間)
3年目
バイオマス熱供給事業可能性調査(A市)
4年目
地球温暖化対策実行計画改定業務(B県)
5年目
地球温暖化対策実行計画改定業務(B県)
6年目
ゼロ・カーボン効果検証業務(民間)
7年目
再生可能エネルギーゾーニング事業(C町)

九州事務所は今、何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか?

所長1名、研究員2名、参与1名、アルバイト2名の6名です。

八百屋さんはどんな風にお仕事をされていますか?

地方自治体の始業時間に合わせて電話がかかってくるので、8時半には来るようにしています。昨年から業務が増えてきており、20時頃まで残ることが多くなりました。さらに遅い時は21時か22時ぐらいまでいます。

出社して始めにされることはありますか?

お湯を汲んだり、植物に水をやったり、窓を開けて空気を入れ替えて、時間が経ったら閉めてエアコン入れるなど。そういった作業は朝一番にしてます。

業務で最初にやることは何でしょうか?

まずメールチェックします。提出しないといけないものとかを確認して、朝一で送るものはまず送ってから、調査の作業などに入るようにしています。

一年間を通して忙しさは変わりますか?

通常は、10月ぐらいから忙しくなるのですが、今年は前年度の2月から始まった業務や、4月1日ちょうどに始まった業務などがあり、9月までがものすごく忙しかったです。それで、今10月ですが、ちょっと落ち着いているっていうところですね。

ワークライフバランスの観点で、趣味の時間などは取れていますか?

忙しい時は休日や夜でも仕事のことを思い出してしまうことはあります。ただ、そうでない時は終業後や休日に自分の時間を過ごしています。自分でどこまで仕事をやるかはほとんどの研究員が自分で決めていると思います。私も、自分で “ここまでやる”と決めたら、もうずっとやっていますし、“十分だ”と思ったらそこからもうしないという風に決めてやっています。

家族の一員のインコと保護ウサギたち

研究員としての成長に繋がったなと思うようなプロジェクトはどんなものがありましたか?

2年目に任された業務が海外でのヒアリングで、まず電話して英語で依頼をするというのが本当に大変でした…。あと、ちょうど入社4年目に初めて自分が主担当で業務を任された時があったんですね。それまでは誰かの下についていたので、顧客と直接やりとりすることはなかったのですが。その時は主担当として意見を求められました。最初は自分の回答に自信がなく、社内の先輩方の意見を聞きながら答えを返していました。でも、徐々に周りが忙しくなり、聞く余裕も段々無くなってきて、ついに、えいや!って言う感じで、自分で調べた内容で顧客側に意見を直接話したら、それをきっかけに直接協議ができるようになって、自分の中では変わったかなと感じました。

プレッシャーとか怖さはなかったのでしょうか?

やっぱり毎回、間違った情報をお伝えしたりとか、顧客が求めている答えが出せなかったらどうしようってすごく思ったんですね。でも直接顧客と会話ができるので、そこで認識の違いなども調整できるっていうことも分かってからは自信がついてきました。結局誰にも助けてもらえない状況っていうのが、ある意味自分を成長させるんだなって思いました。

八百屋さんは中途でこの会社に入社されたと伺ったんですが、どういうお仕事をするか分かった上で入社されたんですか?

私は当社入社までコンサルティングの仕事の経験がなかったんですね。なんだか大変な仕事だっていうのは頭ではわかっていたんですけれども、具体的な内容などは把握できていなくて。入社の面接の時も、「あの私、本当に経験がないのでやっていけるんですか?」っていうふうに、こちらから質問をしたんですね。そうしたら役員の方が、「その人の特性を見て、私たちがどう活かすか考えればいいだけなので、そこは心配しなくていいです」って言われたのが、すごく良かったなあっていうか、いい会社だなあって思いました。

ほかの会社とは違うなと感じる点や、ほかの会社には負けないぞ、というようなところがあれば教えていただけますか?

他の民間の会社を経験して言えるのは、やりたい仕事をさせてもらえるということですかね。通常、会社に入ると業務ありきで、やりたいことがそのままできることは少ないかと思います。なので、自分でやりたいことがある程度選択できる当社は、自由度の高い会社だと思います。また、割と社員の自主性に任せているところがあるので、自分で働き方とか、仕事のやり方について縛らずに仕事をさせてもらっています。それは同時に、自分との戦いにはなりますけれども。

今後やっていきたいことを教えてください。

私はまだ自分の得意分野で、これっていうのはないんですけども、環境の中でも自分の得意分野をもう少し深く掘り下げて幅を広げて、最終的にはその分野では誰にも負けないような、そんな仕事ができるといいなと思っています。

もし何か具体的なキャリアプランとかがあったら伺っても良いですか?

今は国内の仕事をしてますが、以前は青年海外協力隊で途上国に行っていて海外に関心があります。国内である程度経験ができた上で、もし可能であれば将来的には海外の途上国支援のような仕事に幅を広げていければと思っています。まだあと5年くらいかかるかもしれないんですけれども。それを目指して得意分野をもう少し強く、強固なものにしていければなと思っています。

九州事務所ではどのような業務があるでしょうか?

今は主に地球温暖化関連が多いですが、廃棄物、まちづくり、観光など色々な業務があります。得意でない分野は苦労します。

本社などと比べ、特に九州事務所で増えている業務などはあるのでしょうか?

これは全国的な流れですが、脱炭素や再生可能エネルギーの仕事はすごく増えています。特に北九州で特徴的な業務は水素関連や、風力発電のメンテナンスに関わる人材育成の業務でしょうか。

八百屋さんの好きな分野、得意な分野の仕事はどういうものですか?

好きなのは廃棄物関係です。特に有機性廃棄物やバイオマス関係の業務は結構好きです。

それはどうしてですか?

海外のごみ問題に携わった時、生ごみが大きな問題の一つでした。生ごみが要因で悪臭や衛生上の問題が発生していて、生ごみの適正処理でごみ問題は大きく変わるんじゃないかと思って生ごみにはずっと関心があります。ですので、生ごみ関係を含む、バイオマスを地域の中で資源循環させるっていうのが、一つの目標になっています。また、その業務をやるのが自分としては楽しいなと思っています。

内定者インタビュアーの感想

最も印象的だったのは、仕事を任された際、間違いや相手の要望に応えられていないかもしれないという不安に負けず、クライアントと直接対話ができることをポジティブに捉えている点です。研究員として、納得できるまで業務に向き合う姿に憧れを感じました。一日に何件も海外の地域に電話をし、現地の状況を聞きながら進める業務について伺い、グローバルな職場であることを改めて感じました。
エックス都市研究所には、業務への関心の有無や自身の働き方についての意見を聞いてくれる、風通しのよさがあるそうです。社員の自主性によって好きな分野や得意なことを伸ばすことができる環境に入社意欲が高まりました。

 

※九州事務所とオンラインでつないで実施しました

社員インタビュー
目次へ戻る