第50回環境システム研究論文発表会で当社研究員が共著者として学会発表いたします。
1. 主 催:土木学会(担当:環境システム委員会)
2.開催期日:2022年10月22日[土]・23日[日]
3.場 所:徳島大学常三島キャンパス共通講義棟(K棟)
「産業団地の熱電エネルギー需要の推計手法の開発と福島県地域でのケーススタディ」
B1-22 大西 悟, 藤井 実, 牧 誠也, Dou Yi, 土井 麻記子, 菅原 日奈, 塚本 祐樹
Development of a method to estimate energy demand in industrial parks and a case in a region in Fukushima, Japan
産業セクターの脱炭素は喫緊の課題である。国内においては、鉄鋼・石油化学コンビナートなどのエネルギー多消費型産業の集積地の脱炭素技術・システムの開発・社会実装が重要になるものの、少なくとも554か所(2021年)ある中小規模の産業団地においても脱炭素化にむけた取組みを検討していく必要がある。特に、中小規模の産業団地は、自治体が造成し、誘致するものの、地区としてのマネジメント機能は十分でないため、基礎的な情報基盤の整備から研究していく必要がある。そこで、本発表では、産業中分類ごとの熱・電需エネルギー需要量を推計し、熱需要に関しては、温度帯も加味した推計方法を提案し、産業団地スケールでの推計手法を開発した。また、その情報を地理情報システム上で格納するデータベースを設計した。そして、福島県地域を対象にケーススタディを行い、活動規模が特定できる77の産業団地を特定し、熱・電需エネルギー需要量の特性を分析した。